mercoledì 2 settembre 2009

出産から退院まで 前編

最近のローマ まだまだ暑いけど時々爽やかな風が吹いてくるので、家の中は快適だ。
優悧ちゃんはぐっすり寝てくれてるので今日は忘れないうちに出産について書いておこうと思う。
私の出産は痛みと空腹との戦いだった。

出産前日8月2日のお昼、ルーカが買ってきて料理してくれた鶏料理を彼のご両親と一緒に沢山食べた。お腹が一杯で夜ご飯は食べれずそのまま寝た。
3日 深夜2時半頃生理痛の少し重い時の痛みで目が覚めた。
お?と思ってまずは妊娠本通り何分間隔か数え始めた。その時点で10分間隔。本には10分間隔だとそれは陣痛ですと書いてある。
あれ? おしるしも前駆陣痛もなしにいきなり本番? ちょっとどきどきしてきた。
だんだん痛みが増してきたけど、初産は経産より倍時間の15時間ほどかかると本に書いてあるし、まだ朝早いからルーカが起きるまで待ってみた。
更に痛みが増してきたけど痛みと痛みの合間には眠気が襲ってフッと意識がなくなり、寝そうになると痛みで目覚めるというのを繰り返した。
5時半頃痛みで寝てもいられず家の中をうろちょろしてたら、ルーカが起きたので状況を説明した。
彼がイタリアの妊娠本を読み、"とりあえずもう一回ちゃんと間隔を確認してみよう"というので今度は紙に書いてみた。その時点で6分間隔。
それでも彼の中でまだ疑いがあったらしく、"シャワー浴びると痛みが和らぐ場合があるらしいから浴びてみたら?"とアドバイスされ大人しくお風呂場へ。シャワー中もけっこうな痛みがきたけれどまだ立てた。そしてシャワー後も等間隔で痛みがきている事を確認して初めて彼が"あ、これは本当に陣痛だね"と言った。
それでもお互いまだ余裕があって、"あんまり早くに病院行ってもねぇ、何時頃行こうか? 朝ご飯はクロワッサン食べたいからバールに寄っていこ"なんて会話をしていた。脳みそに今日の朝食はクロワッサンとインプットされた。
7時半 用意して家を出発、車に向かっている時歩けない程の痛みが襲ってきた。一気に緊張感が走ったけど痛みが和らぎ、やっぱりバールに寄っていこっか?なんて言ってるのも束の間今度はあまりの痛みに冷や汗が出て来た。
あーー!!目の前にはカプチーノとクロワッサンが待ってるのにもうそれどころじゃない。
"確か病院にもバールあったよね?"と言いつつ痛みで唸りながら病院到着。
8時 病院に到着。この病院では陣痛がきたら心電図室に直行して下さいと説明を受けていたので直行した。が、看護士さん達はそこに何人もいるのに問診表を記入し て渡しても誰も声をかけてくれない。この痛みを抱えながらどれ位待たされただろうか?もう居ても立ってもいられない私を見てある女医さんが声を掛けてくれ て すぐ検診してもらった。"あら もう頭が見えてるわね、すぐ分娩室へ行きましょう。"と言われそれからの対応がとても早かった。車椅子でうーんうーん唸りながらエレベーターに乗り、女医 さんに聞いてみた。
"もう頭が見えてるんですか?"
"そうよ。黒い髪の毛よ"
"無痛麻酔してもらえますか?"
"遅すぎてもうできないわよ。無痛麻酔なんてね、お母さんにだけ良くって赤ちゃんにはちっとも良いことではないんだから"
この言葉のはっきりした意味はわからないけど妙に納得してしまった。いよいよ来てしまった分娩室。

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