sabato 12 settembre 2009

イタリアンパセリ il prezzemolo


先週優悧の体重を計ったらなんと4850gだった。
たった1ヵ月と一週間で1750gも増えていたので、助産婦さんが"ほんとに母乳だけ??"とびっくりしていた。
最近の優悧はおならとうんちに葛藤している。イキむ時、顔を真っ赤にしてうーんうーん言っていて可愛い。本人は必死だけど。。。出した後のおしめの不快感は無いらしく、すっきりした顔で寝ている。

ところでイタリアの子育て、え??と思う事がよくある。
出産後2日で退院する際助産婦さんから育児についての話があったのだが、
"日射しが強くない時間なら海に行ってもいいですよ"との言葉にまず目がテンになった。
日本だと床上げ3週間というように1ヵ月検診前後までは家でゆったり過ごすように とどの育児書にもサイトにも載っている。
さすがに1週間目は私自身縫った痛みでとても歩ける状態ではなかったから外出はしなかったが、2週間目を過ぎた頃から旦那がうずうずしてきた。8月の一番暑い最中での外出には不安と抵抗でいっぱいだったが、とことん話し合い結局片道車で2時間の彼の田舎まで行くことになった。そこはローマより涼しいところだから良かったけれど、新生児を抱えて海に行く人もいるのだろうか??

そして不思議でしょうがないのが、イタリアのみんな(特に両親の世代の人たち)は子供のガスにやたらと敏感だ。まず泣いたらおならかゲップと考える。ミルクが欲しいのか、うんちしたのか、暑い(寒い)のか、喉が乾いたのかなどは二の次でまずお腹に溜まったものを出そうと必死だ。縦抱きしたり、お腹を下にしたり、揺すったり。。。
お姑さんがまず持ってきてくれたのが、フィノッキオ(フェンネル)のハーブティー。母乳の出を良くするというものではなくて、赤ちゃんのガスの出を良くするらしい。あと八角を煮出して飲むのもガス抜きにいいらしい。
そして昨日遊びにきてくれた友達にガス抜きについて話したら、なんと!
"あ、それにはパセリの茎がいいよ!パセリの茎にオイルを付けてそれを赤ちゃんのお尻の穴にちょんちょんと刺激を与えるの。もしパセリがなかったら薬局でもそれ専用のチューブが売ってるよ"と。
綿棒ではダメなのか。。。?
パセリに何かいい成分が入ってるのか? など一瞬考えてしまったが、優悧ちゃんは今のところ全て順調に出してくれてるのでパセリは頭に置かない事にした。
姑さんから"今度ガスの出を良くするために母親が食べてはいいもの、いけないもののリストを持ってくるわね!"と言われている。
でも彼女自身母乳を与えていた時は、母乳の出をよくする為にビールを沢山飲んでいたというのを聞いて判断基準を疑ってしまった。

それでも何となく最近優悧が赤い顔をしてふんばってる所を手放しで微笑んでいられない。
私ガス抜きにいけないもの食べてしまったかな。。。??

giovedì 10 settembre 2009

そこには同い歳位の女医さんが待機していた。生まれて初めて味わう凄い痛みに恐怖心が募り、" こわいよー"を連発。。。次々襲うガンガンした痛み。本当に怖かった。唸り声から叫び声に変わった自分の声に驚いた。
ルーカの優しさが邪魔になってしまうほど殺気立ち、
優しい声をかけてくれては、 "うるさい!黙ってて!"
優しく身体を撫でてくれては、"触らないで!"
痛みがない時は正気に戻り、ルーカにごめんねと謝れたけれどまた痛みがくると完全に自分のことしか考えられなかった。
それでもまだ頭の隅では痛みを和らげる為に何かしら対処してくれるだろうという甘い考えを持っていた。
"本当にこのまま産むの??無痛麻酔は?"としつこく聞いたけれど返ってきた答えは同じ。
自然分娩とは本当に赤ちゃんの出てくる力と、母体の押し出す力のみなんだ。科学が進んだ今日でさえもそれは変わらず挑まなければいけないのか。
女医さんがしきりに優しく励ましてくれた。"押したい感覚が来たら押すのよ!そう、あなたブラーバね。ほらもう頭が見え隠れしてるんだから押して。"
押してるつもりだけど感覚が全然ない。本当に頭が見え隠れしてるのか? そんな考えてるうちに破水。
そして一気に押したい感覚が。分娩台の横に付いてるふんばり用の手摺に捕まりイキもうとしたら左手の手摺がない。ルーカに手摺を探してもらったけどどうやら壊れていて無いらしい。こんなとこイタリアだよなぁ〜と思いつつ、イキむ度に右にズレては戻された。
破 水したからにはあまり時間をかけては赤ちゃんによくない、よし!とここで初めて腹が据わった。 もう大声で叫びまくり。そういえば着替えもする時間がなかった。ガンガンに冷房がかかってる分娩室でも着て来た服では暑く、自分で剥いだ。女医さんは熱い ガーゼを充てたりして痛みを和らげてくれた。とにかく出るという感覚が全くなく、痛みに押されてふーーーーんとふんばってもなかなか出ず、もう最後だーと おもいっきりイキんだけどまだ出ず、まだ?まだ?と言いながらイキんだ時、産声とともに視界に優悧が入ってきた。出てきた感覚も無かった。すぐ私の胸に 乗せてくれた。はぁ〜という安心と共に身体がガタガタ震えてまともに優悧を抱くことが出来なかった。感動よりもとにかくホッとして頭の中が真っ白だっ た。ルーカが臍の緒を切った。まだミルクは出ないけどすぐ胸を吸わせた。一生懸命吸う優悧を見て何とも言えない幸せな気持ちになった。まだ血色がなく 真っ白な体、手をぎゅーっと握ってて子宮の中にいた時と同じ姿勢。痛みそっちのけで優悧を見ていた。
それからすぐものすごい食欲が襲ってきて、 ルーカに何か食べる物持ってきてくれるよう頼んだけど結局口にできたのはその日の午後だった。まる一日食べず出産に挑んだ私はその日の昼食のガッツキ様は 自分でもすごいなと思うほどだった。きっと同じ病室の人達もびっくりしてたかも。。。
翌日の8月4日は私達の結婚記念日。夜の面会時間にルーカが レストランで調達してきたタイ料理を病院の廊下の長椅子に広げ、優悧も一緒に3人でお祝いした。イタリアでは自然分娩で経過も順調であれば出産後48時間 で退院となる。沐浴の仕方、おむつ換えの仕方、授乳の際の抱き方など聞きに行かないと一切説明してくれないのがここ、イタリア。おせじにも快適とはいえな かった入院生活でも優悧とずーーっと一緒に居られたこの時間はとても幸せだった。幸せの涙がたくさんでた。
手続きはすべてルーカがやってくれて無事に家族3人、一緒にお家に帰ることができました。

lunedì 7 settembre 2009

お母さん

出産の3日後から昨日までの約1ヵ月間、実家の母がはるばる横浜からローマまで手伝いに来てくれた。

"おかあさん"
"はい?なぁに?"

"おかあさんちょっと来て- "
"ちょっと待って"

呼んだらすぐ返事がくる安心感にどっぷり浸かっていた自分に気付かされた。
側にいた時は当たったりぶっきらぼうな態度たくさんとってしまったけれど、お母さんが帰る時は悲しくてしょうがなかった。
イタリアと日本を何度も行き来した中、こんなに別れが寂しく感じたのは初めて。
私もお母さんになったのに、まるで子供に戻った気持ち。
お母さん、あったかい言葉やぬくもりを残してくれてありがとう。優悧をたくさん抱っこしてくれて、可愛がってくれてありがとう。
いろんな事教えてくれてありがとう。

そしてお母さんの留守を応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。

次回みんなに会える日まで丁寧に優悧ちゃんを育てていきまーーす

domenica 6 settembre 2009

complemese










Per il complemese di Yuri abbiamo fatto una festa con i nonni,
così mi sono sbizzarito in cucina e ...in cantina!

Il protagonista come vedete era il pesce: mormore, gamberi rossi e seppia
il pesce sebbene del supermercato (io sono un sostenitore del acquisto dello derrate fresche al mercato) era freschissimo, a scapito della commessa della coop che ho interrogato per mezzora
con tecniche subdole, prima di acquistare. A casa dopo una serie di test non mi sono pentito:
Vista:pelle lucente, occhio vivo,branchie rosse
Olfatto: odore di mare (tranne la seppia che inizia ad odorare leggermente di "pesce")
Tatto: mormore molto consistenti anche nell'addome .

Il primo piatto tagliolini di grano duro acqua e farina giocato sui contrasti cromatici e gustativi: metà caldi, con la seppia (e il nero) con verdure croccanti, l'altra metà freddi con gamberi, sesamo, erbe aromatiche e yogurt (non chiedetemi la ricetta è unica e irrepetibile) :P
secondo piatto semplicemente cotto al forno con patate.



carta dei vini:
Franciacorta Majolini 2005 Pas dosè ( chardonnay 100%)
Chardonnay Cantele IGT del salento (donato da zio Marcus)
e per concludere un buon vino passito:
Arrocco della Fattoria Zerbina , (versione no barrique del premiato Scacco Matto)



tutti i nonni sono rimasti soddisfatti !

.ed anche Yuri è rimasto sveglio fino a tardi ....



mercoledì 2 settembre 2009

出産から退院まで 前編

最近のローマ まだまだ暑いけど時々爽やかな風が吹いてくるので、家の中は快適だ。
優悧ちゃんはぐっすり寝てくれてるので今日は忘れないうちに出産について書いておこうと思う。
私の出産は痛みと空腹との戦いだった。

出産前日8月2日のお昼、ルーカが買ってきて料理してくれた鶏料理を彼のご両親と一緒に沢山食べた。お腹が一杯で夜ご飯は食べれずそのまま寝た。
3日 深夜2時半頃生理痛の少し重い時の痛みで目が覚めた。
お?と思ってまずは妊娠本通り何分間隔か数え始めた。その時点で10分間隔。本には10分間隔だとそれは陣痛ですと書いてある。
あれ? おしるしも前駆陣痛もなしにいきなり本番? ちょっとどきどきしてきた。
だんだん痛みが増してきたけど、初産は経産より倍時間の15時間ほどかかると本に書いてあるし、まだ朝早いからルーカが起きるまで待ってみた。
更に痛みが増してきたけど痛みと痛みの合間には眠気が襲ってフッと意識がなくなり、寝そうになると痛みで目覚めるというのを繰り返した。
5時半頃痛みで寝てもいられず家の中をうろちょろしてたら、ルーカが起きたので状況を説明した。
彼がイタリアの妊娠本を読み、"とりあえずもう一回ちゃんと間隔を確認してみよう"というので今度は紙に書いてみた。その時点で6分間隔。
それでも彼の中でまだ疑いがあったらしく、"シャワー浴びると痛みが和らぐ場合があるらしいから浴びてみたら?"とアドバイスされ大人しくお風呂場へ。シャワー中もけっこうな痛みがきたけれどまだ立てた。そしてシャワー後も等間隔で痛みがきている事を確認して初めて彼が"あ、これは本当に陣痛だね"と言った。
それでもお互いまだ余裕があって、"あんまり早くに病院行ってもねぇ、何時頃行こうか? 朝ご飯はクロワッサン食べたいからバールに寄っていこ"なんて会話をしていた。脳みそに今日の朝食はクロワッサンとインプットされた。
7時半 用意して家を出発、車に向かっている時歩けない程の痛みが襲ってきた。一気に緊張感が走ったけど痛みが和らぎ、やっぱりバールに寄っていこっか?なんて言ってるのも束の間今度はあまりの痛みに冷や汗が出て来た。
あーー!!目の前にはカプチーノとクロワッサンが待ってるのにもうそれどころじゃない。
"確か病院にもバールあったよね?"と言いつつ痛みで唸りながら病院到着。
8時 病院に到着。この病院では陣痛がきたら心電図室に直行して下さいと説明を受けていたので直行した。が、看護士さん達はそこに何人もいるのに問診表を記入し て渡しても誰も声をかけてくれない。この痛みを抱えながらどれ位待たされただろうか?もう居ても立ってもいられない私を見てある女医さんが声を掛けてくれ て すぐ検診してもらった。"あら もう頭が見えてるわね、すぐ分娩室へ行きましょう。"と言われそれからの対応がとても早かった。車椅子でうーんうーん唸りながらエレベーターに乗り、女医 さんに聞いてみた。
"もう頭が見えてるんですか?"
"そうよ。黒い髪の毛よ"
"無痛麻酔してもらえますか?"
"遅すぎてもうできないわよ。無痛麻酔なんてね、お母さんにだけ良くって赤ちゃんにはちっとも良いことではないんだから"
この言葉のはっきりした意味はわからないけど妙に納得してしまった。いよいよ来てしまった分娩室。